衆議院解散が間近に迫っているといいます。
次の任期満了は令和7年10月なので、まだ2年以上ありますけどね。
G7によって支持率が上がったからなんでしょうか。
判断基準が支持率だとするとヤバイですよね💦
ところで、あなたは何を基準にして投票していますか?
本記事は、そもそも選挙とは?という「そもそも論」から、どのような判断基準で投票すればいいのか?について、わかりやすく解説します。
なるほど!選挙
まずは「選挙」の基礎を知っておきましょう。
総務省のサイトには、なかなかいいことが書いてあります。
選挙の意義
「選挙」は、私たち一人ひとりのために。
出典:総務省トップ > 政策 > 選挙・政治資金制度 > 選挙 > なるほど!選挙 > 選挙の意義
私たちは、家族や地域、学校や職場など、さまざまな場でくらしています。私たちの生活や社会をよくするためには、私たちの意見を反映させてくれる、代表者が必要であり、その代表者を決めるのが「選挙」なのです。
そのとおり、私たちの意見を反映させてくれる「代表者」を決めるのが選挙なのです。
でも、正しい情報あっての「選挙」です。
正しい情報は、新聞やテレビなどの既存の大手メディアからは入ってこないという前提で考えないと騙されますよ💦
選挙の種類
「選挙」は、大きく2つに分類されます。ひとつ目は公職の人を選ぶという選挙です。国会議員や都道府県知事・都道府県議会議員、市区町村長・市区町村議会議員などを選ぶものです。
ふたつ目は、「選挙」を行うべき理由(選挙事由)での分類です。任期満了、議会の解散、議員の欠員など選挙を行う理由が定められたものです。
- 衆議院議員総選挙
- 参議院議員通常選挙
- 一般の選挙(地方選挙)
- 特別の選挙(国政/地方選挙)
衆議院議員総選挙
総選挙とは、衆議院議員の全員を選ぶために行われます。
小選挙区選挙と比例代表選挙が、同じ投票日に行われます。
総選挙は、衆議院議員の任期満了(4年)によるものと、衆議院の解散によって行われるものの2つに分けられます。
解散権は、首相にとって「伝家の宝刀」ともいわれてます
衆議院議員の定数は465人で、うち289人が小選挙区選出議員、176人が比例代表選出議員です。
参議院議員通常選挙
参議院議員の半数を選ぶための選挙です。
参議院に解散はありません。したがって常に任期満了(6年)によるものだけです。但し、3年に一度定数の半分を選びます。
参議院議員の定数は248人で、うち100人が比例代表選出議員、148人が選挙区選出議員です。
一般の選挙(地方選挙)
一般選挙(地方の議会)
一般選挙とは、都道府県や市区町村の議会の議員の全員を選ぶ選挙のことです。
任期満了(4年)だけでなく、議会の解散などによって議員または当選人のすべてがいなくなった場合も含みます。
地方公共団体の長の選挙
都道府県知事や市区町村長など地方公共団体の長を選ぶための選挙です。
任期満了(4年)のほか、住民の直接請求(リコール)による解職や、不信任議決による失職、死亡、退職、被選挙権の喪失による失職の場合などにも行われます。
設置選挙
新しく地方公共団体が設置された場合に、その議会の議員と長を選ぶために行われる選挙です。
統一地方選挙
地方公共団体の長と議会の議員の選挙を、全国的に期日を統一して行う選挙を統一地方選挙といいます。昭和22年からこれまで4年ごとに行われてきました。
特別の選挙(国政/地方選挙)
再選挙
選挙のやり直しや当選人の不足を補う選挙
補欠選挙
議員の不足を補う選挙
増員選挙
議員の数を増やす選挙
選挙制度については以上です。
選挙制度は理解できましたか?でも、重要なことは何を基準に誰に投票するか?ですよね。
そこで、インターネットを利用した議会中継を活用されることをお勧めします。
衆議院の国会中継
LIVE配信
使い方は至ってシンプル。当日のLIVEを視聴する場合は、該当項目をクリックするだけです。
中継中アイコンをクリックするだけでリアルタイムに視聴できます。
でも、この使い方はここでは想定していません。
ある議員の言動をチェックすることが目的だからです。
議員を特定する
議員を特定して検索する手順は以下のとおりです。
「開会日」のフィールドに検索する期間を設定します。(青枠)
「発言者名」に検索したい議員(赤枠)を入力して「検索」をクリックします。
そうすると、検索結果がリスト表示されます。
この時点で、この議員の役割(国土交通委員会 委員長)というものが見て取れますね。
そして、視聴したい会議をクリックして次に進むと以下のとおり発言順でリスト表示されます。
該当議員をクリックすることで、その発言の先頭から自動再生されます。
こんな感じで再生されます。
受け取り方は各人それぞれとは思いますが、与党議員で当選回数が多いにも関わらず、責任ある立場で会議に参加していないような議員は相当ヤバイ議員と言えるでしょう。そのような議員には次回からは投票しないようにしましょう💦 それから、大臣という当選回数による名誉職みたいなもの💦も参考にはならないので判断材料にするのはやめておきましょう。
参議院の国会中継
参議院のインターネット審議中継も基本的な使い方は衆議院と同じです。
トップページから「検索ツール」をクリックすることで、検索条件を入力できる画面に切替ります。
参議院はキーワード検索ができる!
衆議院と参議院でシステムが違うことは一目瞭然なのですが、機能面で大きな違いがあります。
なんと、キーワード検索が可能なのです!
例えば、以下のような検索を行うことができます。
ここで、何故衆議院にはキーワード検索がないのか?という疑問が湧きます。調べられたらマズイことでもあるのでしょうか?
一般の選挙(地方選挙)
国政だけではありません。県議会や市議会でも同じようにインターネット中継があります。
熊本県議会
検索条件が、「会議名」、「議員名」、「会派名」、「用語」と割と豊富です。
「用語」検索で、地域の課題に対する考えを視聴すると効果的かもしれませんね。
こんな感じです。
でも、その「用語」検索に使用する「用語」とは、発言そのものではなく質疑で使用される「表題」のようです。ちょっとショボいですね💦
熊本市議会
どうやら、機能は県議会とほぼ同じのようです。
アクセスするとわかりますが、熊本市議会のサイトは、SSLの仕組みで保護されていないようです。💦
おそらく、外注丸投げで誰もフォローしていないからでは?と予想します。
保護されていない通信|http://www.kumamoto-city.stream.jfit.co.jp/
まぁ、不祥事が多発しているような自治体はこんなもんでしょうね。。
そこで、本題の「何を基準に誰に投票するか」ですが、議会での発言と選挙前の発言(広報誌など)が整合しているか?という基準だけでもいいかと思います。なぜなら、それがきちんとできている議員はけして多くないと思うからです。
政策が最も重要では?と突っ込みが入りそうですが、昨今は嘘も方便状態で全く信用できないため、あまり重要視しないほうが間違いは少ないと思います。
まとめ
意外にも立派なシステムで議会の可視化は行われているという印象は持って頂けたと思います。ただ、発言のキーワード検索が衆議院に無いのは何故なんでしょうか?謎です。
議会中継に関しては、ここまでインターネットを活用できているのに、何故か選挙だけは超アナログなままで進捗ないですね。しかも投票率はずっと右肩下がりです。
技術的にはマイナンバーカードによる個人認証と、ブロックチェーンの技術を採用すれば、高い信頼性のもとネット投票は可能になるはずですが、実用までにはまだまだ時間を要するでしょうね。
ネット投票に及び腰な理由は、投票率が上がると浮動票が大きく動き、日常的に特定団体の恩恵を受けている人たちからするとマズイからなのかもしれません💦
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。