【2025年版】安全性重視のオープンソースブラウザ2選

この記事は約8分で読めます。

※この記事にはプロモーションが含まれています。

インターネットへアクセス(ウェブ)するときに必須のもの。それは言うまでもなく「ブラウザ」です。

調べると意外にもたくさんあることがわかります。

ブラウザ一覧
ウェブブラウザ一覧
主要なウェブブラウザ
  • Google Chrome: 高速で多機能、拡張機能が豊富
  • Mozilla Firefox: オープンソース、プライバシー重視
  • Microsoft Edge: Windowsデフォルト、Chromiumベースで高速
  • Apple Safari: macOS、iOSで最適化、Appleデバイスとの統合
  • Brave: 広告ブロック、トラッキング防止、プライバシー重視
  • Vivaldi: 非常に高いカスタマイズ性
  • Opera: 内蔵VPN、広告ブロッカー、独自機能
テキストベース/軽量
  • Lynx: グラフィカルではなく、テキストのみ表示
  • w3m: 軽量でテキストベースのブラウザ
  • QuteBrowser: キーボード操作重視、軽量
スマートフォン向け
  • Chrome (モバイル版): AndroidおよびiOS向けの標準ブラウザ
  • Safari (モバイル版): iOSに標準搭載
  • Brave (モバイル版): 広告ブロック、トラッキング防止
  • UC Browser: 高速なページ読み込み、データ圧縮
  • Kiwi Browser: Chromiumベース、拡張機能対応
プライバシー重視
  • Tor Browser: 完全な匿名性を提供する
  • Epic Browser: トラッキング防止、完全匿名
  • Comodo Dragon: Chromiumベースでプライバシーを強化
誠ちゃん
誠ちゃん

こんなに多いと悩みますよね (^^;

しかも、テキストベースのブラウザはさておき、ほとんどのブラウザは使い勝手がほぼ同じなので、こだわりなくプレインストール版を使っている方がほとんどではないでしょうか? でも、ブラウザの性質がわかると、きっと考え直すことになると思います (^^ゞ

本記事を読めば、何を基準にしてブラウザを選べば良いかがわかります。

オープンソース vs クローズドソース

先に結論です(^^;

種類透明性プライバシーリスク
オープンソース誰でもコードを確認できる不正なデータ収集の有無を検証可能
クローズドソースソースコードは非公開ユーザー情報を収集・送信していても外部からは検証が不可能

・オープンソースのブラウザは 第三者がコードを監査できる ため、不要なデータ収集やバックドアの有無を確認可能

・クローズドソースでは、企業が 利用者のデータをどのように処理しているか不透明 であり、意図的なトラッキングが組み込まれている可能性もある

ということは、冒頭に紹介したブラウザの中からオープンソースを選べば良いだけですね (^^;

オープンソースとは?

つまり、『透明性』が最も重要であると考えます。

花子さん
花子さん

えっ、でもプライバシーだけではないですよね?

はい!そのとおりです。その他にも用途によっては、以下のような判断基準が考えられます。

用途該当する「おすすめブラウザ
パフォーマンス重視Brave, Microsoft Edge, Google Chrome
拡張機能・カスタマイズ重視Firefox, Vivaldi, Brave
安全性重視Brave, Tor Browser, Firefox
互換性重視(対応サイトの多さ)Google Chrome, Microsoft Edge, Safari
開発者向けGoogle Chrome, Firefox Developer Edition
バッテリー効率重視Microsoft Edge, Safari

各ブラウザの特徴を理解し、用途によって使い分ければいいかと思います。

例えば、確定申告(e-Tax)を行う場合は『互換性重視』で選択せざるを得ませんし、開発目的に使用するのであれば、必然的に『開発者向け』のブラウザを使用することになるでしょう。

何を優先するのか?によって決めればいいわけですが、本記事ではタイトルにもあるように『安全性重視』を最優先に「おすすめ」するものです。

では、「オープンソースをすすめる理由」について解説します。

透明性が重要

ウェブブラウザのソースコードが オープンソース(公開)クローズドソース(非公開) かは、プライバシー保護の観点で大きな影響を与えます。以下はその理由です。

追跡(トラッキング)

種類例(該当するブラウザ)ユーザー追跡のリスク
オープンソースFirefox, Brave, Chromiumトラッキングをブロック可能
クローズドソースGoogle Chrome, Microsoft Edge, Safari企業の収益モデルにデータ収集が含まれる場合がある
  1. Google Chrome(クローズドソース)は、Googleアカウントと紐づいた「広告トラッキング」を行い、閲覧履歴を収集してターゲティング広告に利用
  2. Brave(オープンソース)は、デフォルトで トラッキングをブロックする

収益構造とプライバシー

種類収益モデルプライバシーへの影響
オープンソース寄付・スポンサー・有料版利用者データを売る必要なし
クローズドソース広告収益・データ販売個人データを収益化する可能性あり
  1. Google Chrome は無料だが、Googleの広告収益モデルに基づき、検索履歴や閲覧情報を広告ターゲティングに活用
  2. オープンソースは、寄付やスポンサー契約で収益を得ているため個人データを売る必要がない

外部拡張機能(アドオン)の管理

種類拡張機能の自由度セキュリティリスク
オープンソースユーザーがコードを検証しやすい不審な拡張機能を排除しやすい
クローズドソース企業のストア管理下にある企業が不審な拡張機能を許可するリスクあり
  1. Firefox(オープンソース)は、プライバシー強化の拡張機能(uBlock Origin, Privacy Badger) などを自由に利用可能
  2. Google Chrome(クローズドソース)は、拡張機能の管理をGoogleが行っているため、Googleの方針で機能を制限される可能性がある

強制的なデータ収集

種類データ収集のリスクプライバシー制御
オープンソースデフォルトでデータ収集が少ないユーザーが細かく設定可能
クローズドソース利用データを企業が収集設定で制御しにくい場合がある
  1. Google Chrome はデフォルトで 閲覧履歴、検索履歴、位置情報などを収集 し、Googleアカウントと紐づける
  2. Brave(オープンソース)は デフォルトでデータ収集をブロック し、プライバシー優先設計

まとめ

「オープンソース vs クローズドソース」についてまとめると以下のとおりです。

項目オープンソースブラウザクローズドソースブラウザ
透明性高い(コードを監査可能)低い(企業のブラックボックス)
トラッキング低い(ブロック可能)高い(広告ビジネスモデル)
収益モデル寄付・スポンサー広告・データ販売
拡張機能の自由度高い(ユーザーが選択可能)企業の管理下にある
データ収集の制御ユーザーがコントロール可能企業が決定

見ての通り、『安全性重視』で選択すると「オープンソース」の圧勝です! 但し、クローズドソースブラウザでも、追加設定や拡張機能の導入を適切に行えばリスクを低く抑えることは可能であると認識しておきましょう。

以上より、おすすめするブラウザは『Firefox』と『Blave』です。

Mozilla Firefox:オープンソースの代表的なブラウザで、ソースコードは誰でも確認・変更・配布が可能です。Firefoxはプライバシー重視でコミュニティの貢献によって発展しています。

Brave:広告ブロックを標準搭載しており、利用者に広告閲覧の対価としてBAT(Basic Attention Token) という暗号資産を付与する仕組みを採用しています。

誠ちゃん
誠ちゃん

Braveは、広告を閲覧することで対価(暗号資産)がもらえるというユニークな機能が特長ですが、これが、Web3ブラウザともいわれる所以です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました