ひょっとして、iPhone派ですか?
プライベートでオシャレに使いたい人にとっては魅力的なアイテムですよね。
ホビーとしてのスマホはとりあえず差し置いて、本記事は「携帯情報端末」としての機種選びと通信費の削減に焦点をあてた内容になっています。
本記事を読むことで、コストをかけずに「携帯情報端末」を手に入れ、通信費を抑える方法がわかります。
携帯情報端末とは?
「携帯情報端末」について調べると、以下のように説明されています。
スケジュール、ToDo、住所録、メモなどの情報を携帯して扱うための小型機器。パーソナルデジタルアシスタント personal digital assistant(personal data assistant と表現されることもある)を略してPDAと一般に呼ばれることが多い。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「PDA」、、久しぶりに聞きました。もうほとんど死語です💦
PDAには個性的な端末が多くありました。
- HP100LX:1993年(平成5年)に米ヒューレット・パッカードから発売された“手のひらサイズのIBM PC-XT互換機”です。MS-DOSアプリも稼働したので「モバイル・コンピュータ」と呼ばれました。
- Pilot 1000:現在のスマートフォンの原型とも言えるデザインを採用したPDA。Palmは複数のメーカーにライセンスを供与したことで、初の日本語Palm「Workpad」を作った日本IBM、「CLIE」で一世を風靡したソニーなど全盛期には毎月新製品が発売されるほどでした。
- W-ZERO3:本体内に通信機能を持ち、インターネット接続はもちろん、音声通話も可能となった現在のスマートフォンに限りなく近いコンセプトを有したシャープ社製PDAです。
ご覧のとおり、PDAはバラエティに富んでいました。
逆に言うと、それが弱みでもありました。仕様が乱立してしまったことで、パソコンのように「情報端末」としてのプラットフォームには成り得なかったのです。
電話機をベースに進化したアップル「iPhone 4」等のスマートフォン市場が拡大すると、わずか15年でPDAの歴史は幕を下ろします。
個人差はありますが、最近のスマホはPhone(電話)というよりPDA(情報端末)としての役割のほうが大きいですよね。もちろん、AV(オーディオ/ビジュアル)としての価値もあると思いますが、本記事はあくまで「情報端末」視点ですので、あしからずご了承ください。
スマートフォンの時代になるとAppleという巨人の「iOS」と、Googleの「Android」という2大OSに集約されます。「Android」は、Linuxカーネルがベースになっており、無償で誰にでも提供されるオープンソースです。
この時点で、『無償で誰にでも提供されるオープンソース』であるAndroidを使ったスマホのほうが、原価を抑えやすい。ということはある程度想像できるかと思います。
コスパで選ぶ
コスパを考えたとき、Androidスマホのほうが優位性があるということは前述したとおりです。
ということで、実際に市場価格を見てみましょう。
スマートフォン・格安スマホ 人気・注目ランキング
上記サイトは「格安SIMとスマホのセット料金」のランキングです。
ランキング(2023年11月末時点)で、iOS端末(iPhone)は「iPhone 15」と「iPhone SE」が10位以内にランキングされていますが、その他は全てAndroid端末です。
これら「iPhone」のSIMフリー端末価格を確認してみます。
iOS端末 | 価格 |
---|---|
iPhone 15 | 120,800円~181,274円 |
iPhone SE(第3世代) | 54,298円~91,056円 |
「iPhone SE(第3世代)」は、2022年3月18日に発売が開始された端末です。ストレージ128GBは、64,499円~となっています。仕様的にはエントリーモデルですね。
さすがApple、とにかく高いです💦
上位ランクのAndroid端末
Android端末 | 価格 |
---|---|
AQUOS sense8 | 55,555円~63,800円 |
Google Pixel 7a | 57,458円~75,800円 |
Google Pixel 8 | 92,883円~117,900円 |
Xperia 5 IV | 89,100円~103,455円 |
Xperia 5 V | 139,700円~146,026円 |
OPPO Reno9 A | 34,444円~46,800円 |
motorola edge 40 | 50,000円~67,660円 |
OPPO Reno10 Pro 5G | 77,000円~86,801円 |
moto g52j 5G II | 25,019円~40,800円 |
Xperia(SONY)以外は割と安価ですよね~(^^♪
最安値は『moto g52j 5G II』でした。「情報端末」を、わずか2万5千円で購入できるのです!
用途に見合った仕様で選ぶ
次に仕様です。
何度も言いますが、用途は「情報端末」ですのであしからず。
Android端末の主な仕様 | 判断の目安 | 考察 |
---|---|---|
OS | Android 12 以上 | 公式サポート期間は約4年 |
CPUコア数 | オクタコア | サクサク快適 |
内蔵メモリ | ROM64GB、RAM4GB 以上 | ゲーム等が目的でなければ十分 |
バッテリー容量 | 4000mAh 以上 | 長時間使える |
ネットワーク | 4G-LTE(できれば5G) | サクサク快適 |
画面サイズ | 6インチ以上 | 見やすさ(大画面) |
防水・防塵 | IP58以上 | あると安心して使える |
おサイフケータイ | あり | キャッシュレスへの対応 |
認証機能 | 顔 or 指紋 | 個人認証が素早くできる |
デュアルSIM | nano-SIM/eSIM | 2回線使える |
上記仕様を選択条件としたとき、前項の一覧表「上位ランクのAndroid端末」にある機種はほぼクリアです。
つまり、人気機種はスペック的には、ほとんど問題ないと考えていいと思います。
上記結果より、上位ランクのAndroid端末で最も安価な製品『moto g52j 5G II』をチェック!
先ほどの仕様一覧に『moto g52j 5G II』の仕様を当てはめてみました。
Android端末の主な仕様 | 判断の目安 | moto g52j 5G II |
---|---|---|
OS | Android 12 以上 | Android 12(要アップデート) |
CPUコア数 | オクタコア | オクタコア |
内蔵メモリ | ROM64GB、RAM4GB 以上 | ROM128GB、RAM8GB |
バッテリー容量 | 4000mAh 以上 | 5000mAh |
ネットワーク | 4G-LTE(できれば5G) | 5G |
画面サイズ | 6インチ以上 | 6.8インチ |
防水・防塵 | IP58以上 | IP68 |
おサイフケータイ | あり | あり |
認証機能 | 顔 or 指紋 | 顔 & 指紋 |
デュアルSIM | nano-SIM/eSIM | nano-SIM/eSIM |
「情報端末」としてはこれぐらいで十分ですよ。
以下は、その根拠です。
AnTuTuベンチマーク
「moto g52j 5G II」の実機AnTuTuベンチマークスコアは以下のとおりです。
このAnTuTuスコアが、どのような指標になるかは下記サイトが参考になります。
GPUスコアが若干低めということがわかりますが、GPU(Graphics Processing Unit)はその名のとおり、ゲームなどに代表されるリアルタイム画像処理に特化した演算装置のことです。したがって、「情報端末」としては全く問題ないと言えるでしょう。
ということで、最安値の端末でも十分な機能を持ち合わせているというのが結論です。
カメラは三眼カメラ。たまに撮影する分には十分過ぎると言えるでしょう。
画素数も多いほうですが、=綺麗ということではないのであまり期待してはいけません。
欠点をあげるとすると、少し「重い」ということぐらいでしょうか。206g あります。
デュアルSIMを活かして通信費削減
「moto g52j 5G II」は、nanoSIMとeSIMのDSDVを利用できます。
DSDV対応とは?
SIMフリースマートフォンの中には、eSIMやSIMスロット合わせて2個以上備え、それらを同時に2個利用(待ち受け)できる「DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)」という機能に対応したものがある。それらの中でも、利用できるSIMカードの柔軟性が最も高いのがDSDV(デュアル SIM デュアル VoLTE)対応だ。DSDVでは、複数のSIMカードやeSIMを使って2つの電話番号を1台の端末で利用できる。
価格.comマガジン > 2枚のSIMカードを自在に使い分けられる、DSDV対応スマホカタログ(2022年9月更新)
この機能を使わない手はありません。
スマホ1台で2つの回線を使うメリット
- 通信障害時の予備回線として使える
- 通信料金をさらにおトクにできる
- 仕事とプライベートで使い分ける
- 海外でもそのまま使える
順を追って説明します。
通信障害時の予備回線として使える
それぞれ異なる携帯電話会社の回線を利用すれば、どちらかで通信障害が発生したときでも、もう片方の回線が使えて安心です。
例えば、メインは安心の通信キャリア「au」を使用し、サブ回線は格安SIMサービスが豊富なドコモ系MVNOから選ぶようにすれば、それだけで通信障害のリスクは軽減できます。
最大5枚のSIMでデータをわけ合えるからおトク!
通信料金をさらにおトクにできる
近頃の格安SIMサービスは豊富です。サブ回線はライフスタイル合ったサービスを選択するとよいでしょう。
ポイ活でスマホ代をさらに節約!
仕事とプライベートで使い分ける
メイン回線はプライベート用、サブ回線は仕事用。という使い分けができます。
スマホも、携帯も、法人契約なら格安で使える!
海外でもそのまま使える
メイン回線は物理SIMで国内専用。サブ回線はeSIMでアップデート可能な海外用という使い分けが簡単にできます。
海外出張や海外旅行が多い方には、世界85カ国で使えるeSIMプランが便利!
まとめ
Androidスマホを「携帯情報端末」として位置付ける。という使い方は十分ありと思いますが如何でしたか?
カメラや動画の画質やオーディオとしての音質を追求しない限り、スペック的には全く問題ないと思います。
とくに、法人等で社員用の「情報端末」として使用するにはピッタリかもしれません。
また、Androidスマホの優位性としてはマイナンバーカードの実装があります。今までカードリーダーを使った読み込みやカードをスマホで読み込むなどの手間が必要でしたが、これらAndroidスマホでは、単体で個人認証が可能となりました。
今後、さらにサービス拡大していくことでしょう。
その先には、web3の世界が待っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!