わたしが生まれ育ったのは、熊本県の南端に位置する球磨郡多良木町というところで、宮崎県と一部接しており、周りは九州山地に囲まれた自然豊かなところです。
このあたりは縄文時代から人が居住していたことがわかっていて、鎌倉時代の国指定文化財が多数残る歴史ある町です。
多良木というところは、今から800年もの昔、源頼朝の命を受けて、遠江国相良荘(現在の静岡県)から相良頼景が入国された場所です。
歴史とロマンの里「たらぎ」
人吉・球磨は、相良入国からの歴史が中心ですが、それ以前、1100年前に編集された百科事典(和名類聚抄:わみょうるいじゅしょう)には、球磨郡に六つの郷があり、このうちの東村郷・久米郷が多良木町内にあったとされています。
平安・鎌倉時代の国指定から町指定までの文化財の宝庫の町です。
さらに弘法伝説が残っているところでもあります。↓詳細を知りたい方は覗いてみて下さい。
球磨焼酎の里
多良木町には、人吉・球磨地方に27ある蔵元のうち、7蔵がある「球磨焼酎の里」でもあります。
これら7蔵元は、「球磨焼酎のおすすめ7選」として以下に紹介します。
ブルートレイン「たらぎ」
九州出身者であれば、ブルートレイン「はやぶさ」に対して思い入れの強い人は多いかと思います。
上京するとき「はやぶさ」だったバイ
写真は、『哀愁漂う』寝台特急「はやぶさ」14系客車です。
なんと、この客車が多良木町にはあるのです。
下の図は、寝台特急「はやぶさ・富士」の最終日編成。2009年(平成21年)3月13日熊本・大分発です。
「はやぶさ」の12号車(スハネフ14-3)が、ブルートレイン「たらぎ」の1号車ですね。
1号車(スハネフ14-3)の先頭には、車掌室がそのまま残されています。
「富士」の3号車(オハネ15-2003)が、ブルートレイン「たらぎ」の3号車。
下の図は、寝台特急「はやぶさ・さくら」の最終日編成。2005年(平成17年)2月28日熊本・長崎発です。
「さくら」の10号車(オハネ15-6)が、ブルートレイン「たらぎ」の2号車となります。
宿泊の予約は、こちら
まとめ
芳醇な香りと深いコクの「球磨焼酎」を味わいながら、思い出の寝台列車に泊まって、平安・鎌倉時代に触れる旅。なかなかいいと思いませんか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!