【仮想通貨XDCとは?】国内取引所「SBIVCトレード」で購入できるようになった理由

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国内取引所であるSBI VCトレードが、仮想通貨「エックスディーシー(XDC)」の取り扱い開始を5月31日に発表しました。ちなみに「XDC」は国内取引所においては初めての上場になります。

本記事を読むことで、XDCという暗号資産がどのような用途に使用され、将来どのような価値を生み出す可能性があるかを理解することができます。

「XDC」は、XinFinネットワークのネイティブトークンです。

XinFinネットワークは、貿易金融の効率化を目的としており、企業や金融機関などエンタープライズに特化したブロックチェーンです。

では、詳しく見ていきましょう。

XDC基本情報

運営XinFin XDC財団
開始時期2019年(メインネット)
総発行量376億枚
時価総額ランク81位(2023年4月2日時点)

XDCブロックチェーンの特長

XDCとは? 「XinFin Digital Contract」の略です。

スマートコントラクト

Contractは、スマートコントラクトのコントラクトなので、イーサリアムと同等のスマートコントラクト機能が実装されています。イーサリアムのことは、こちらの記事をご参照ください。

ハイブリッド型

XDCはパブリックブロックチェーン型とプライベートブロックチェーン型の両方を兼ね備えています。

つまり、パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンの橋渡し役を担うことが期待されているのです。

パブリックブロックチェーンに代表されるものとしては、ビットコインやイーサリアムなどがありますが、透明性の高さが売りである一方、プライバシー保護の概念が無いことや処理速度の遅さが問題としてあります。

一方で、プライベートブロックチェーンは、処理速度が速い分手数料は低く、プライバシー保護にも優れていますが、外部と繋がりにくい分、参入するにはハードルがあります。

XDCは両方の性質を持ち合わせていることで、透明性やセキュリティの高さ・処理速度の速さ・参入のしやすさを実現しています。

「XDPoS2.0」コンセンサスアルゴリズム

XDC(XinFin)は、独自のコンセンサスアルゴリズム「XDPoS」を採用しています。

XDPoS2.0は従来のプルーフオブステークス「PoS」を、XinFinで独自に改良・開発したものです。

XDPoS2.0では、PoSをより改善しているため、処理速度・セキュリティの大幅向上やガス代(手数料)のほぼ0を実現しています。

秒当たりの処理数も、下表のとおりビットコインやイーサリアムと比べるとおおよそ数百倍です。

また決済に必要な時間も2秒程度と格段に速くなっています。

出典:XinFin

ユースケースを考える

XRPが、リップル社が開発した「国際送金に特化した次世代型決済プラットフォーム」であることは、以前の記事で紹介しました。

XDCは、どのようなユースケースを想定しているのでしょうか?

提携先を確認することで、大枠が見えてきます。

企業向け分散型台帳を開発するR3社のCordaネットワークは、貿易金融向けのブロックチェーン「XinFin」との接続を行うことが発表された。CoindeskやCryptoPotatoなどが報じた。

eXchange inFinite (XinFin)はネットワークへの参加者を限定しないパブリックブロックチェーンであり、そのXDCトークンはCorda上で決済に利用可能になるという。

また、XDCはイーサリアム基盤であることから、今回のXinFinとの接続は「ERC-20及びその他の通貨ネットワークとの接続に向けた基礎を築く」ことになると、XinFinを開発するLAB577のRichard Crook氏は米Coindeskに語った。

出典:CoinPost × WebX

R3社とKYC

XinFinのブロックチェーンは、ビットコインのようなパブリックブロックチェーンにKYC(顧客認証)の要素が追加されていることが最大の特長です。

これによって、参加者はネットワークに参加するに当たって自分の身元を説明する情報を提出しなければなりません。

つまり、参加者を限定することなく、同時に参加者の透明性を確保しているのです。

一般的にビットコインのようなパブリックブロックチェーンは、誰でも参加することができ、かつ誰でも取引データを閲覧することが可能です。

一方で、R3は、顧客情報の提供や公開には慎重にならざるを得ない銀行業界により設立され、取引の当事者のみがデータを閲覧することができ、企業のプライバシーを確保する仕組みとしているのです。

貿易業界の現状は?

貿易取引は紙でのやりとりが中心

「輸出入貨物にかかわる外航貨物海上保険では『保険証券』という書類を保険会社が発行し、貨物の売り手(輸出業者)から銀行などを介して買い手(輸入業者)に譲渡されますが、現在はその流通はほとんど紙の書類によって行われているといいます。

出典:東洋経済ONLINE

例えば、日本から中国の上海に船で貨物を送る場合、貨物は2、3日で届く一方で、貨物の買い手のもとに書類が届くまでに1週間ほどかかることも珍しくないといいます。

分散型台帳を使うメリット

これまでも、電子データ交換(EDI)などの導入も検討されてきました。

ただし、貿易取引では、輸出入業者に加え、運輸会社・通関業者、銀行、保険会社、各国の税関や輸出入監督官庁など、さまざまな取引関係者が存在します。

したがって、EDIに必要なITインフラの構築などについて、全世界ベースで足並みをそろえるのは容易ではなく、なかなか実現しませんでした。

この課題を解決する手段が「ブロックチェーン」なのです。

出典:東洋経済ONLINE

まとめ

貿易取引の現状の課題(紙ベースでのやり取り)を解決する手段としてXDCが期待されていることは理解頂けたかと思います。つまり、XRPと同様に具体的なソリューションが明確な暗号資産なのです。

最後にSBI VCトレードのサイト紹介します。

今なら、新規口座開設申込フォームの「紹介コード入力」ページで、紹介コード『hx3u5』を入力して頂くと1,000円がもらえます。

誠ちゃん
誠ちゃん

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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